マシュー(マット):
とある街に暮らす高校生。幼い頃両親を亡くし、父方の遠縁のアーサーに引き取られた。髪の毛は母親譲りでフランシスにも似ている。兄のアルフレッドと比べて気弱で、存在感が薄い。よくアルに理不尽にこき使われている。アーサーが昔作った、大きなテディベアのクマ二郎さんを大事にしている。が、名前を正確に言えたためしがない。何にでもメイプルシロップをかけて食べる。
ちなみに愛称のマットは、マシューの短縮形。
アルフレッド(アル):
マットの双子の兄。ヒーロー願望があり、他人の厄介事にも首を突っ込んで頻繁にトラブルを起こしている。そのためキューバさんと仲が悪い。しかし性格に裏表が無いため、学校の皆からは好かれている。アーサーの事が好き。
名前の愛称形「アルフィー」が某三人組を思わせるため短縮形を採用。つまりマシューが作中でマットと呼ばれているのはアルのせい。
アーサー:
有名な手芸・クラフト用品会社の系列スクールで刺繍教室の講師をしている。刺繍だけではなく手芸全般に関してプロ級の腕前……と言うかプロ。若手男性手芸作家として注目されており、本も何冊か出している。双子を引き取るまではグレていた。料理は朝食以外、壊滅的に下手。実の両親や兄達とは不和で、彼らは早々に家を出て行ってしまったため、一軒家をアーサーと双子とで使っている。
キューバさん:
アル・マットとは別の高校に通っているガラの悪い高校生(見た目無理がありすぎる)。アルとは非常に仲が悪く、よく喧嘩している。本名不詳、キューバさんは外見から何となくついたあだ名。マットとアルとの区別がつかないため、マットが被害に遭う。
フランシス:
大手商社勤務のエリートサラリーマン。趣味は料理とワイン。女性にとてもよくもてるが、本人は男でもイケる。双子の母方の遠縁でボヌフォワ家の人間の中で唯一、アーサー一家に関心を持っておりマット達にも優しい。アーサーからは嫌われているが、アーサーのことは嫌いではない。そのせいでアルには愛情が通じず警戒すらされてしまっている。週末は時折郊外の契約農家(アントーニョ)のところに農作業を手伝いに行っている。
菊:
葉茶屋の若旦那でアーサーの親友。見た目は双子より幼くすら見えるが、アーサーよりかなり年上。双子にとっておじいちゃん的ポジション。そのためかアルによくわがままを言われている。アーサーには隠しているが、実はヲタクで大手同人作家。イベントには出たいが自営業なのでままならず、売り子を雇っている。現在のジャンルは「ふたりはブレネリ」。
エリザベータ:
フランシスが勤める会社の受付嬢で、アーサーの刺繍クラスに通っている。ピアニストのエーデルシュタイン氏と婚約中。
ギルベルト:
フランシスの同僚。社内ではいじられキャラ。エリザベータに片思いしていたが、ふられた。
トーリス:
マットのクラスメイトで隣の席。気遣いの人でバスケ部。前年はアルと同じクラスで親しかったためか、双子の区別がちゃんとつけられる。同じ学年の美少女ナターリヤに夢中だが、あまりのポジティブシンキングに周囲から心配されている。
フェリクス:
アルのクラスメイト。休み時間にトーリスのところに遊びに来て、マットの席を占拠する。そしてマットが戻ってきても気が付かない。バスケ部のマネージャー。その際は何故か女子のジャージ姿。
|