衝撃が走る
07/09/18
「イギリスなんてっ!!」 ――どうしてこうなったのか、わからない。 ついさっきまで、いつも通りの会話をしていたはずだった。急成長したアメリカは身体ばかり大きくて中身はまだ子供で、何もわかっていない。外見に見合うように躾けなければ、と最近では今まで以上に目を掛けていたはずだ。それが、何故。 何かと邪魔なフランス達は追い払った。 お前は俺の可愛い弟だから。一人前になるまで俺がお前を守ってやるから。 それの何処が悪かったのだろう。イギリスにとってはアメリカと出会ってから当たり前のことだったのに。彼が小さい頃からずっと言い続けてきたのに。 「アメリカ……」 もう弟じゃない、弟じゃいられない。 七月四日に受けた二度目の衝撃は、未だイギリスを縛り続けている。 - 了 - |
このタイトルにはこれしかない。これも思いっきりありがちですが、甘くなりそうなのを後回しにしないとモチベーションが低下しそうなので。 |